はじめに

水洗トイレのタンク上に置く洗浄剤として有名なブルーレットですが、一番有名な「ブルーレットおくだけ」以外にも様々な種類のブルーレットが販売されています。ブルーレットを使用することで綺麗な状態のトイレが維持されることから、日頃から掃除に割く時間がないような忙しい方に人気の高い商品となっています。ただブルーレットを使用しているからといって完全に掃除をしなくてもいいかと言えばそうでもなく、ブルーレットの効果にもやはり限界というものがあります。ただ効果に限りはあるものの、掃除の手間を省く上では非常に便利な商品であることは確かでしょう。

そこで今回の記事では、ブルーレットの効果を中心として解説していきます。ブルーレットの効果は製造メーカーである小林製薬が記載している通りではあるものの、その実際の効果を知らない方も割と多いのではないでしょうか。今までブルーレットを使ったことがなかった方も、この記事でブルーレットについての知識を深めて一度購入を検討してみるのもいいかもしれません。

 

 

 

1章:ブルーレットの歴史

ブルーレットの効果について解説する前に、まずはブルーレットそのものの歴史について解説します。ブルーレットは2014年11月10日に、「最新の年間売上に基づく、水洗トイレのタンクに設置するトイレケアの最大ブランド」としてギネス世界記録に認定されています。かつてはギネス世界記録認定パッケージでも販売されていたブルーレットですが、その事実も含めて歴史の長さを詳しく知る機会もあまりないはずです。ブルーレットの歴史について簡単にまとめてみると、以下のような変遷を辿っています。

 

ブルーレットは当時アメリカで使用されていたトイレ洗浄剤をモデルにして開発された訳ですが、製品としてのブルーレットが完成したのは開発開始から実に4年後のことでした。初期のモデルとしては水洗トイレのタンク内に吊り下げる「ブルーレットつり下げ」に近い形状をしていましたが、重たいタンクの蓋の着脱、薬液がこぼれやすいといったデメリットが目立ち最初は売上が伸び悩みました。

しかし都市部を中心として水洗トイレの普及率が高くなるとともに製品のデメリットを改善していく中で、ブルーレットはいつしかロングセラーのトイレケア商品として人気を博するようにまで成長しました。

 

タンク内につり下げるタイプのブルーレットの他にも水洗トイレのタンク上に置く「ブルーレットおくだけ」や、トイレタンクの底に沈める「ブルーレットドボン」を開発したことで、設置の手間を省けるメリットが魅力的に映った消費者が売上をさらに伸ばす追い風となりました。

また当初は青色の洗浄液が封入されたタイプしかありませんでしたが、現在では緑色や無色といった洗浄液のブルーレットも販売されています。その中でも無色タイプのブルーレットは排泄物の状態を観察しやすいため、日頃から健康管理をこまめに行いたい消費者層に一定の人気があるとされています。

こうした経緯があり今では知らない方もいないほどになったブルーレットですが、次章ではブルーレットの種類について解説します。

 

 

2章:ブルーレットの種類

この章ではブルーレットの種類について紹介しておきます。ブルーレットの種類も大まかに分けるといくつか存在しますが、どの種類のブルーレットでも同様の効果が得られるとされています。ただ各タイプによって特徴がそれぞれ違うため、その特徴を踏まえた上で使いやすいタイプを購入するといいでしょう。

 

・水洗トイレのタンク上に置くタイプ

「ブルーレットおくだけ」の名前でおなじみの水洗トイレのタンク上に置くタイプでも、細かく分けるといくつかの種類に分類することができます。芳香剤を兼ねているタイプもあれば、塩素系漂白剤の成分を含むタイプや芳香剤と洗浄液が別々に封入されたタイプなど、種類も豊富なラインナップが用意されています。また2013年には、通常のブルーレットの成分に除菌作用をプラスした「液体ブルーレットおくだけ除菌EX」も販売されています。

芳香剤と洗浄剤を別途購入するお金を節約できるだけでなく、一つで二役、三役とこなしてくれることからもなぜ主婦層にそれほど人気が高いかも納得のいく話ではあります。

 

・タンク内に入れるタイプ

一般的な水洗トイレといえばトイレタンクがある形状のものが多いですが、タンク上に置くのではなくタンク内に入れるタイプのブルーレットも販売されています。前述したつり下げタイプやタンク底に沈めるタイプの他にも、漂白剤の成分が配合された「ブルーレットドボン漂白剤」もあります。

 

・便器に洗浄ジェルを貼りつけるタイプ

最近では便器に洗浄効果のあるジェルを直接貼りつけるタイプのブルーレットも販売されており、それが「ブルーレットスタンピー」と「ブルーレットデコラル」となります。これらのタイプは容器から洗浄ジェルを押し出して便器に貼りつけておき、2週間以上経過したあるいはジェルが小さくなった時点でトイレ用洗剤としても使い回せるという使用サイクルになっています。いずれのブルーレットも花形に洗浄ジェルを押し出せることから、女性をターゲットにしたデザインとなっていることが分かります。

 

 

 

3章:ブルーレットの効果

ここまではブルーレットの概要について解説しましたが、この章では本題であるブルーレットの効果について改めて紹介しておきます。

 

・汚れが付着しにくくなる

ブルーレットには汚れ付着防止成分が含まれており、水を流す度にその成分が水に混ざることで便器全体をコーティングするように設計されています。そのため水が流れる部分については汚れが付着しにくくなっており、掃除後の状態でブルーレットを使用することで綺麗な状態を維持しやすくなります。またブルーレットには洗浄効果もあるので、水を流す度に軽い汚れ程度なら洗い流してくれます。漂白剤成分を配合しているタイプであれば便器を白く輝いた状態に保つことにも役立てられます。

 

・芳香剤も兼ねている

ブルーレットは芳香剤も兼ねているため、トイレによくある嫌な臭いを消臭しつつ芳香剤由来の香りがトイレ室内の空気を快適なものに変えてくれます。ブルーレットでは芳香剤の香りもいくつか種類があるため、自分好みの香りを選べるところもメリットであると言えそうです。

 

・掃除後の状態が維持しやすい

ブルーレットは基本的に1ヶ月は使用し続けられるため、掃除後の綺麗な状態がおよそ1ヶ月は維持しやすいということになります。便器がブルーレットの成分でコーティングされているためにそもそも汚れが付着しにくく、それにより面倒なブラシ掃除の手間を省くことができます。

 

ブルーレットの効果が高いからこそのロングセラー商品にまで成長した経緯がありますが、いくらロングセラーであるブルーレットといえども全くデメリットがない訳ではありません。その具体的なデメリットについては次章で詳しく解説します。

 

 

4章:ブルーレットのデメリット

ギネス認定されるほど日本国内で売れ続けているブルーレットですが、そんなブルーレットにも少なからずデメリットがあります。その具体的な内容については以下のようになります。

 

・水が流れない部分には効果がない

ブルーレットは洗浄成分が水に溶け出すことで汚れを付着しにくくするため、水が流れない便器の一部分についてはそもそも効果がありません。

 

・ピンク汚れには効果が薄い

ブルーレットは黒カビ汚れには高い効果を誇る一方で、酵母由来であるピンク汚れには効果が薄いことがデメリットとして挙げられます。

 

・ジェルタイプは手間がかかる

水洗トイレでもタンクがない形状の場合にはジェルタイプのブルーレットが便利ですが、ジェルタイプのものだとその都度便器に貼りつけなければならないため、トイレタンクに置いたり入れるタイプよりも若干ですが手間がかかります。ブルーレットのようなトイレケア商品を購入する方の大半が時間に追われる仕事をしていることが予想されるので、このような些細な手間が面倒に感じてくる可能性もないとは言い切れません。

 

 

 

5章:ブルーレットの効果を活かす方法

ブルーレットの効果を最大限に活かすためには、やはり日頃からのこまめな掃除が物を言います。いくらブルーレットの効果が高いとはいえ、掃除を全くしない状態でブルーレットを使用したところで何の意味もありません。

こまめな掃除と聞くと面倒なイメージが先行するかもしれませんが、使用後に毎回便器を磨くクセをつけておけばそれほど面倒に感じる必要もありません。特に便器の黄ばみが気になる家庭であれば、漂白剤成分が配合されたタイプを選ぶことで、水を流す度にトイレの洗浄と同時に漂白まで済ませることができます。またブルーレットの効果が薄くなりがちなピンク汚れについては専用トイレクリーナーを併用することで、より清潔な状態のトイレを維持しやすくなります。

 

 

まとめ

ブルーレットの効果が高いことはこれまでの歴史が如実に物語っていますが、だからといって掃除をしなくてもいいということにはなりません。日頃からこまめな掃除をしておくことでブルーレットの効果をより引き出しやすい状態を作り、かつ自分自身の掃除の手間も最小限まで省くことができます。ただし小林製薬が推奨する使用法を守らなければ十分な効果は発揮されないので、使用前にはきちんと説明書きに目を通しておくようにしましょう。

汚れの程度が軽ければブルーレットだけでも洗い流すことができますが、汚れを付着した状態のまま放置しておくといつしか普通の掃除では落とせなくなることも十分考えられます。自力で落とせないほど頑固な汚れになるまで放置せずにまずは掃除し、どうしても自力での掃除が難しい場合にはプロの業者を呼ぶ方が無難でしょう。