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引越しなどのタイミングや気分転換に、風水を指針にインテリアの配置を変えたり、良い方角にラッキーアイテムを置くなんてことありますよね。数年前まではメディアでも特集がたくさん組まれていました。
今はブームは収まっていますが、雑誌やテレビなどでもまだまだその言葉を聞くことが多いのではないでしょうか?そのため、特に意識していなくとも、無意識に取り入れていることもあるくらい風水は私たちの生活に関わっています。
風水というのは古代中国の思想でいう「気」というものを中心に考えており、気の流れが良くないということや、反対に良い気が溜まっているということを聞くことも多いですよね。見えないけれど、何か不思議なパワーを感じるのが「気」という存在。良い運気を運んだり、反対に良くない運気に向かわせる力があるとされているので、これを自分でコントロールしようというのが「風水」なのです。
目次
第一章:トイレの風水インテリアの基本
風水は、玄関マットを敷くことで外からの悪い運気を持ち込まないといったことや、悪い方角に向けて観葉植物を置いたりすることによって良い気を招くと言ったたくさんの考えがあります。難しく考えすぎなくとも、簡単に取り入れられる手軽さも魅力ですよね。
リビングだけでなく、家の中のあらゆる場所に関係するもの。特に気にされる方が多いのが枕の位置。北枕は良くないとか、南枕は才能やインスピレーションを得る、東枕は寝起きがスッキリなど気分によって変えられる方も多いのではないでしょうか。
また、風水は方角だけでなく色や素材にも言及することがありますが、重要な場所として考えられているのが、「玄関」と「トイレ」の二箇所です。これはなぜかというと、風水では「気は玄関から入ってトイレから出ていく」という考えがあるからです。
気の風通しを良くするためにも、この二箇所は欠かせない重要なポイント!悪い気を流すために、トイレは清潔でなければその悪い気がトイレにたまり、家全体に悪影響となるため、風水ではまず「トイレを清潔に保つ」ことが重要視されています。家の運気全体に加えて、特に健康運が上がることでも知られているのではないでしょうか。また、トイレの蓋を閉めることでお金が逃げないため金運が上がるというのもよく知られた風水の一つです。
1・トイレを清潔にする
トイレが清潔だと、単純に気持ちが良いですよね。家のトイレはもちろん、外出先のトイレが汚れていたり、臭いが気になるといったことになると、気が落ちてしまったりといい気持ちにはなれません。飲食店でも食事が美味しくてもトイレなどが不衛生であると、印象ががくんと下がってしまいますよね。そしてよっぽど汚いと感じた店には再来店はありません。トイレに限ったことではありませんが、風水は清潔が第一。
特に、悪い気を流すことに加えて、排泄物が処理されるトイレに関しては、特に清潔さが求められます。毎日使用する場所であるため、掃除を小まめにしなければすぐに汚れてしまうことからも、習慣づけて掃除を行うことを心がけましょう。
また、風水で清潔であるということは、その空間全体を指します。つまり、トイレに関しては便器内を磨くだけでなく、タンクや便器の外側、壁や床を磨く、マットやスリッパ、そしてタオルなどを小まめに掃除・交換することが重要です。
特にマットやタオルは水分を含みやすく雑菌も繁殖しやすい環境なため、いつまでも同じものを使用するということは避け、洗濯した綺麗なものを使用したいものです。加えて、整理された空間も大切。ものが多ければ多いほどホコリが乗りやすく、また雑多な印象を与えがち。
トイレの掃除用品やトイレットペーパーなどを収納するスペースがなければ、ボックスにきちんと整頓してまとめ、すっきりとした印象を与えられるようにするといいですね。
清潔を心がけることによって雑菌の繁殖や悪い気が溜まるのを防ぐことは、健康にも良い影響を与えます。替えていない雑菌だらけのタオルで手を拭いても、新たに雑菌をなすりつけたということにしかなりません。体が資本というように、目標や夢に向かうためにはトイレに関わらず「清潔第一」を心がけましょう。
2・トイレを明るくする
そして次に重要なのが、トイレの明るさです。日差しの良い南向きの家を選んだとき、リビングは日当たり抜群ですがトイレが北向きにあるといった場合、そうでなくとも家の中央にあったり、日が当たらない場所にあったりすると、トイレは暗くなりがち。特に小さな換気窓もなければその傾向は強くなりますよね。
薄暗いと悪い気がいつまでも流れずに溜まることから、トイレの照明は薄暗い暖色系であれば、明るいものに変えるといいでしょう。
方角に関しても、ベットなどのように気軽に変えられるものではないので、明るい空間を保つことで良い気を循環させられるような場所作りがトイレの風水では大切です。ものを置きすぎるのも良くないとされていますが、殺風景すぎるのもダメと言った難しさがあります。
例えば、好みの雑貨を気にせずたくさん置いていると、それが持つ気がぶつかり合うため良くないと言ったことも。
例えば、陶器やガラス、水晶は悪い気を浄化する役割を持っているといわれています。水晶のさざれなどは見た目にも美しいので、洗練された印象を与えてくれます。
陽の光が入らなくとも、照明やインテリアで明るさを保てるようなトイレを意識したいですね!
植物なども有効ですが、観葉植物や生花が好ましいです。反対に造花やブリザーブドフラワーは生気がないため、置くのは避けるべきインテリアと言えるでしょう。
風水を鑑みずとも埃も溜まりやすいことからも、不衛生になりやすいです。
3・便座カバーなどの色合いを気にする
トイレの風水において、「清潔さ」「明るさ」の次に重要なのが「暖かさ」です。
汚れを気にしてマットなどをしかない方も多いかと思いますが、トイレの床は特に悪い気が溜まりやすい場所とされており、裸足でいることで足元からその気を取り込んでしまうと言われています。そのため、直接悪い気を取り入れないようマットはもちろん、スリッパもトイレ専用のものを用意しましょう!
そしてマットやカバーなどの選び方によっても暖かさは変わります。狭い上に日当たりが悪い・もしくは窓がないトイレに関しては、色こそ印象を決めてしまうもの。
トイレは「水」の気が強い場所ということから、青や黒、グレーなどのモノトーンなどで「水」の気を強めてしまうと、冷えや暗さが増幅してしまうのです。そのためモノトーンでシックにということであれば、白や温かみのあるアイボリーがオススメ。植物や花などの柄も良いとされています。
また、トイレの方角によっても、その気を強める色があるとされています。例えば、風水的に鬼門とされる北東の方角にあるトイレには、白やグリーンなどの色味。
南には淡いピンクやグリーンが良いというように、方角によっても選ぶ色で運気が変わるというもの。どの方角にあってもオススメの色は、水の気を抑えるベージュや淡い黄色。落ち着いた温かみのある印象になるので、困った時にはこれらの色を活用すると良いでしょう。
また、トイレのマットなどのリネン類は一年を目安に交換するのが望ましいとされているので、難しく考えすぎずに選んでください。一年経てば新しいものにしなければいけないと考えると、いろんな色や柄を試して見るといった気軽さも楽しめるのではないでしょうか?
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第二章:トイレの風水インテリア、実は利点がある!
風水的に吉とされる方角や、運気を強める、または悪い気を抑える色など、運気の流れを自分で良い方向に持っていくための風水の基本について述べました。
方角はトイレに関してはどうにもならないことなので、住んでしまった場合には落ち込まずに、その方角だからいいと言われている色やものを取り入れることで対処しましょう。家を新しく選ぶ際には指標の一つとしても良いですね。
ここまでで風水に振り回されすぎるのはどうなの?実際のところどんなわかりやすいメリットがあるの?と感じてしまう方もいらっしゃることでしょう。しかし、気の流れといった少しわかりにくいことよりも、目に見えて風水を気にするメリットがあります。
1・トイレを清潔にすることで回避できるトラブル
まず第一に清潔を保てるということです。冒頭でも述べたように、風水の基本は清潔であるということ。汚れや埃をそのままに、吉とされるアイテムや色を取り入れてみたり、植物をおいても効果はあまり期待できないとされています。
そのため、何を取り入れるにしても清潔にすることがまず最初に求められます。特に汚れやすい水回り、その上臭いも気になるトイレですが、風水の力を発揮するために、掃除を日課にしたりすることで水垢はもちろん、汚れの頑固な尿石や赤カビ、黒ずみを防ぐことができるのです。見た目にもさっぱりするというだけでなく、これらの汚れは蓄積されることによって嫌な臭いの元になるので、臭いの元も立つことができるといったメリットがとても大きいですよね!
頑固な汚れは酸性の洗剤やクレンザー、ヤスリまで必要とするため、手間も時間もかかりがち。もし自分の手で落ちないということになるとプロの手も借りることになります。
そうするとお金も余分にかかってしまうといったことに。便座を下げていると金運は上がるとされていますが、こうなるとあまり効果がないようにも感じてしまいますよね。そのため、毎日少しずつ掃除に当て、トイレを清潔に保つことで、不要な時間や手間、お金も節約でき見た目も綺麗な状態を保てるということなのです!
毎日の積み重ねといえど、軽視できませんね。もうすでに手のつけられないほど汚れているといった場合なら、全部プロに任せることで、その後の掃除の負担を減らすという選択肢もあります。汚れや状況によって、最善策を考えると良いでしょう。
2・トイレを明るくすることで回避できるトラブル
そして第二に、雰囲気を明るくプライベートな空間を落ち着きのあるものとできるのです。トイレを明るくするというのは、何も照明に限ったことではありません。シンプルに、雰囲気が明るい空間の維持を心がけることによって、落ち着いて用を足すことができるのです。落ち着ける空間の定義は人によって異なるかもしれませんが、共通して言えることは、寒々しいトイレでは落ち着けないということ。
生活感がないトイレでも落ち着けるトイレというのは、全く何もないというわけではなく、インテリアに少しこだわっていたり、物がない分壁や床などのディティールに力を入れています。シンプルに統一感がある空間は、気持ちを落ち着けてくれますよね。
トイレは使用用途が明確な場所であるため、その目的に集中できるような環境づくりが他の場所に比べてより重要なのではないでしょうか。緊張するとトイレができない、という言葉は、何もその人の精神状態を指しているばかりではなく、汚いトイレでは早く出たいと用もゆっくり足せないなど、健康にも悪影響となるのです。
また、トイレを物理的に明るくすることで、隅々にまで目が行き届きやすいといったことが挙げられます。掃除もしやすく、細やかな汚れや溝に入り込んだ汚れも見つけやすいといった利点があります。トイレを清潔に保つためにも、照明の明るさは必要です。理想としては、新聞紙や本の活字が綺麗に読めるくらいの明るさが理想です。かといって漫画や新聞の持ち込みは風水的にも健康的にもあまりよくありません。その理由は後ほど説明させていただきますね。
3・便座カバーなどに気を使うことで回避できるトラブル
そして第三に、個性やこだわりを演出できるということです。インテリアに関してこだわりがあるという人は多いですが、その中のどれくらいの人がトイレのインテリアにまでこだわるでしょうか?清潔感のためにマットは置かないといった理由ならまだしも、短時間しか使用しないからマットやスリッパはいらない。掃除用具は生理用品、トイレットペーパーは買ってきたそのままという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
いかにインテリアが好きといってもこだわりを出すとキリがない部分であるがゆえに、長い時間過ごすリビングや寝室にこだわってしまい、後回しにされてしまいがちなのがトイレです。
風水を気にすることによって、他の部屋同様インテリアで温かみや程よい生活感が加えられ、トイレにも愛着が湧くこと間違いなしです。風水的に吉とされるカラーも参考にしてみても良いですが、家全体の統一感などを考慮し、好きなカラーリングでトイレを彩ってみるのも楽しいものだと思います。
カバーも思い切ってこだわったものを購入してみましょう、お気に入りのカバーやマットは汚したくありませんから、お掃除も積極的になって清潔感も保てるといった嬉しい効果もあります。綺麗にしたいトイレだからこそ、こだわりの素材などを選んでみてはいかがでしょうか?
また、便座カバーなどを置くことで、物理的に冷えから体を守ることができます。短時間とはいえ、特に冬場になると暖房の効いたリビングからトイレの温度差に驚かされますよね。マットや便座カバーがあるだけで気持ちも少し暖かさを感じることも考えられます。洗うのが億劫でマットをしかない方でも、冬場限定でも敷いてみることをお勧めします!
第三章:トイレの風水インテリア、注意点
さて、ここまで風水で重要視されているトイレのインテリアについて述べてきました。ものを置きすぎてもいけない、殺風景でもいけないといった難しさがあるトイレですが、風水を第一に考えすぎたインテリアは思わぬ事故や故障を引き起こすことも。風水で良いとされるアイテムをなんでも取り入れて見る前に、まずは何に注意すれば良いのでしょうか?
1・物を置きすぎると、トイレがつまる原因に
風水でもトイレにものを置きすぎるのは良くない!とありますが、実際便器内に物が落ちてつまらせるリスクを考えると、風水を考えなくても物の置きすぎはNGです!
トイレのつまりの原因は、排出量と排水量が見合わないことや、汚れが原因となり積み重なるものもありますが、トイレの一番のつまりの原因はものを落とすケース。何も目に見えてつまるだろうといった大きさのものでなくとも、トイレの配管はS字と複雑な形をしており、小さなものでもつまりやすいのです。
下水の臭いが上まで上がってこないためと考えられて作られた形ですが、一度ものがつまると取り出すのも一苦労。自力で取り出せない場合は早急にプロにお願いすることが重要です。そのままにしておいても現状が良くなることはないからです。放置することによって、最悪の場合水があふれ、手のつけられない状態になります。
マンションなどになるとしたのかいに浸水して、損害賠償を求められることも避けられません。水晶の細石などが浄化に良いとしましたが、少しづつでも流れることで蓄積されつまることもあるので、小さすぎるものも便器に流れやすい場所に置かないよう心がけたいですね。風水を優先してあれこれ置くというのではなく、優先して何を置きたいかを絞って考えましょう。つまらせないためにも、携帯やタバコ、ライターなどの持ち込みにも注意してください。
また、物を置きすぎることによって掃除の面倒が増えます。収納が少ないトイレだからといって、整理するためにものを増やしては掃除の手間が増えるだけです。収納も最低限にし、隠さないデザイン性のある掃除道具などを取り入れることで、清潔さが手軽に維持できる環境を整えることが大事です!
2・臭いを吸う紙などはNG
そして第二に、漫画や雑誌などの本をトイレに持ち込まないということ。よくトイレに漫画や本を持って入る人が多いと聞きますが、実はこれは好ましくはありません。紙類は布類同様、悪い空気を吸収してしまう性質を持っているため、本がその影響を受けないためにもトイレには持ち込まないよう心がけたいですね。
その本を他の部屋に持っていくと、悪い気をそこで撒き散らすほか、ずっとトイレに置いていても、換気を行なっても悪い気をためているので効果がないといったことにつながるのです。
風水以外の観点から見ると、臭いがこもりやすいトイレに漫画を持ち込んだり、また置きっ放しにすることで臭いが移ってしまうリスクがあります。トイレだけで読むのでないのなら尚更です!
リビングや寝室で本を読んでいて、そこからトイレの臭いが放たれるとなんだか嫌な気持ちになってしまい、その本自体にも嫌な気持ちを向けてしまいますよね。その上、水気が多く、湿気もたまりやすいことからも紙自体が湿気てしまいます。お気に入りの本ほど避けたい事態と言えるでしょう。
雑菌などが繁殖しやすいということも考えると、紙類はトイレのインテリアとして絶対避けるべきといえますね。
また、便秘がちの人などが行いがちですが、便意が来るまで座って待つということ。これは痔のリスクや体を冷やしてしまうといった健康面にも悪い習慣です。漫画や新聞を持って、このようなことを行なっている方は、改めた方が良いと言えます。
3・風水を信じすぎない
最後に、気をつけるべきことは、風水を信じすぎないということ。ここまで風水的に良いとされるインテリアや、取り入れる上での注意点を述べてきたので何をいっているの?という方も多いかもしれませんが、ほどほどにとどめておくのが良いというのは、何度もいってきたことです。
風水的に良いからたくさんものを置くと、トイレがつまりお気に入りのインテリアが台無しになる、さらにトイレ自体が機能しなくなる可能性があるということ。風水的にいい物をたくさん取り入れた結果、まとまりのないインテリアのテイストになってしまうこと。好みでないけれど風水でこの方角に良いという植物を置き、インテリアのバランスがちぐはぐになること。
風水を第一にして機能しなくなるリスクを伴うものや、あまり好きでもないインテリアや色味に囲まれて暮らすのは、休まるはずの体も休まりませんよね。居心地の良い場所を作り上げるためのインテリアであり、そこにはあなたの好みや生活にあった機能性が一番大事なのではないでしょうか?
風水も目標に向かってより良く進むため、サポートしてくれる存在であり、風水が生活を保障し、欲しいものをそのまま与えてくれるというわけではないのです。本来持つ力を発揮できるよう後押ししてくれる存在と考えると、何事も風水優先!という考えは薄れるのではないでしょうか?
自分の生活にあった風水の取り入れ方をすることでようやく、バランスのとれたインテリアの選び方ができることでしょう。それによって、過ごしやすく溜まったストレスも軽減されることと思います!
また、風水でなくとも、あれもこれもと欲張っていると、効果も薄れてしまうような気もしてしまいますよね。風水を取り入れるのは、何か一つの目標があるときや、また場所を決めて楽しむと良いですね!金運なら金運、体が弱っている時には健康運など、体調や状況によって変えるのも気分転換にもなり風水もインテリアもより楽しむことができます。
第四章:まとめ
トイレのインテリアを風水の視点から見ることによって、殺風景なトイレに何を置けば良いかわからないといった時にも、インテリアを選ぶ一つの指標となります。
もちろん、風水の効果を意識し、インテリアを選ぶことで目標に近づけるといった効果も感じられることもあるでしょう。人は意識をすることで、無意識にその目標に向けて行動をするということからも意識的に風水を取り入れて見ることも一つ。
しかし、目指すものがあるのであれば風水頼りだけではいけませんね。風水に比重を置きすぎず、バランスよく自分の生活スタイルに取り入れることによって、よりトイレのインテリアを楽しんでいただければと思います!毎日使用するからこそ、他の部屋と同じくこだわりを持って、居心地の良い空間づくりに役立ててくださいね!