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第一章:便器のつまりを予防するには?

1・便器のつまりを予防するために①先ずは原因を知る

トイレの「便器」のつまり、今回はその原因や予防方法・解決方法を知り、日々快適に使用できるよう、学んで行きましょう!

まずはつまりの原因になるものは何かを見ていきます。原因の1つめは「ペーパー」類。トイレットペーパーやお掃除用シート、ティッシュペーパーなど、トイレで使われるペーパーは様々あります。2つめは「おむつや生理用品」、これらはトイレならではのものですね。3つめ「固形物」もつまりの原因としてあげられています。文房具や携帯電話、こどものおもちゃ、さらには洗剤のキャップや容器など。ついうっかり落としてしまい、それに気づかず流してつまってしまうこと、多いようです。4つめは「吐瀉物」。排泄物同様水で流してしまえば問題ないように感じますが、なぜつまりの原因になってしまうのでしょう。最後、5つめは「トイレに流せる猫砂」です。一見問題ないようなものも、なぜつまりの原因になってしまうのか、その理由を次の項で詳しくご説明致します。

2・便器のつまりを予防するために②流してはいけないもの

トイレに「流してはいけないもの」、について、もう少し詳しく見ていきましょう。

まずは1つめの「ペーパー」類。トイレットペーパーやお掃除用のシートは、水に溶けやすい素材が使われているので、一見するとつまりの原因とは関係ないように感じられます。

しかしこれらもまとめて大量に流そうとするとカタマリとなり溶け切らずつまってしまうようです。さらにお掃除用のシートはしっかりとした厚手のものが多いので、枚数が増えるとこちらもつまりが起こりやすくなりますので要注意。

また、トイレットペーパーが無くなってしまい、代わりにティッシュペーパーを使う場合もあるかもしれませんが、ティッシュペーパーは水に溶けませんので、トイレでは使用しないように心がけましょう。

2つ目にあげた「おむつや生理用品」についてはどうでしょうか。これらは水分を吸収して蓄えるような構造になっているため、トイレ内に落ちてしまうと、まわりの水分を吸収し、膨張してしまいます。

パイプのあたりだと、まさにそれがつまりの原因になってしまいます。トイレ内に設置したゴミ箱に必ず入れるようにする、あやまって落としてしまった場合も必ず拾い上げるようにしてください。

3つ目の「固形物」、ひとつひとつは小さくても、それを元にペーパーや排泄物がひっかかって、つまりの原因になることも多いそうです。トイレに入る際は、ズボンの後ろポケットに何か入れていないか、落ちる可能性は無いか、確認をするように日頃からぜひ心がけてください。

また、おむつや生理用品同様、こちらももし落としてしまった場合も流してしまうのではなく、必ず拾い上げるようにしましょう。

4つめの「吐瀉物」について。排泄物と違うのは油分が含まれている可能性があることです。油分が固まってしまい便器や排水管にこびりついてしまうことが考えられます。

また胃酸の成分により、浄化槽のバクテリアが死滅し浄化機能無くなってしまうこともあるようです。もし吐瀉物を流してしまった場合は、そのあとつまりが起こらないよう、念入りに掃除をするようにしてください。

5つめの「トイレに流せる猫砂」はどうでしょうか。猫が排泄をしたあとの砂、ゴミの日まで自宅の中に置いておくとなると、臭いや虫の発生が気になりますし、暑い季節は余計に嫌なものです。

それが都度トイレにながせるのであれば、とても便利で快適に。利用している飼い主さんも多いのではないでしょうか。もちろん、流し方を適切に行えばトイレに流すことは可能です。

しかし、猫の排泄物が人間と違い水に溶けにくいことや、排泄物の中に毛づくろいをした毛がはいりこんでいること、などがあるため、一気に流そうとするとつまりの原因になってしまうようです。流す際は、少しずつ、適正な水量でしっかり流すことを心がけてください。
あまりに処分する猫砂の量が多い場合や、多頭飼いをしているご家庭の場合は、無理に流そうとせず燃えるゴミにまとめて出すこともおすすめします。

3・便器のつまりを予防するために③便器のお掃除は欠かさずに

つまる原因になりそうなものを流してしまった場合はもちろんですが、お掃除が不足してつまりを生み出してしまうことも。

具体的には、パイプの周りに油やぬめりなどの汚れが蓄積してしまったり、尿石が溜まってしまったり、ということが考えられます。日頃のお掃除はもちろん、月に1〜2回ほど、パイプ専用のトイレ洗浄剤でお手入れするのがおすすめです。

また、節水のためにと、トイレのタンクにペットボトルを入れるなどして水量を少なくしているご家庭はありませんか?たしかに、トイレを1回流すごとに大量の水が使われており、1回平均約7リットルとも言われています。

毎日家族が複数回使用するとなると、その水量もかなりのものです。しかし、排泄物を流すために必要な量として設定をされているため、それが少なくなってしまうと、きちんと流れなくなってしまい、つまりの原因になることもあります。過度な節水をしていないかも、ぜひチェックしてみてください。

また流すものの量によってレバーの「大」を使い、まとまった量の水でしっかり流すこともつまりの予防となりますので、ぜひ日々心がけてみてはいかがでしょうか。

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第二章:便器のつまりの対策

1・便器のつまりの対策①状況の把握

便器のつまりが発生してしまった場合、まずはどのような状況なのかを把握することが大切です。作業の前には必ず、感電を防止するために、ウォシュレットや便座ウォーマーの電源は切り、コンセントは外して下さい。また、念のため止水管をしめてから作業をはじめましょう。

ポイントとしては、「つまりの原因になるようなものを落としたor流してしまったか」「まったく心あたりがないが、流れにくい」のいずれかをまずはご家庭内で調べてください。

前者の場合、もし流してしまったものが固形物ですと、便器内に手を入れて拾い上げられない箇所に入り込んでしまうとどうしようもできません。無理に取り出そうとすると、便器や排水管を傷つけてしまいさらに被害が拡大してしまうことも考えられますので、早急に専門の修理業者に連絡をすることをおすすめします。

後者の場合は、ペーパー類や汚れ、尿石などが溜まっていることが考えられます。ご家庭であるもので解消できる可能性もありますので、次の項で詳しくご紹介していきましょう。

3・便器のつまりの対策③原因別対策法

はじめにご家庭ですぐにできる対策のご紹介いたします。完全につまって流れなくなってしまう前に、軽度のうちですと、より効果的ですし、費用も少なく済みますので、ぜひお試しください。

1つめは『重曹』『酢』『お湯』を使います。便器内に重曹、お酢、お湯の順番に入れると、化学反応をおこし、泡が発生してきます。そのまま1時間ほど放置したあと、水を流してみてください。ペーパー類が原因によるつまりであれば、この方法によりペーパーが溶け出すことで解消する可能性があります。

2つめは『ラバーカップ』を使う方法です。ホームセンターで購入可能なラバーカップは、真空状態を作ることで、つまりの部分を引き出すことで解消をしてくれます。マンションなどであれば、管理人さんが持っていることもありますので、聞いてみるのもいいかもしれません。

ただ、1度買ってしまえば今後も同じ状況になったときに使用できますので、お家に備えておくのも安心ですね。使い方はというと、便器の排水口にラバーカップを押し込め、カップが隠れるくらいに水をいれます。そのあと一気にラバーカップを引き上げます。
一回だけでなく、同じ動作を複数回することで、つまりの原因が少しずつ動き、便器内に出て来るか、押し込まれて排水管へ落ちて行くことで、つまりが解消されていきます。汚水が飛び散ってしまいトイレ内が汚れることもありますので、作業の前には周りに新聞紙を敷いたり、便器を覆うようなビニール袋をかぶせておいたりすることをおすすめします。これはペーパー類や排泄物がつまっているときに効果が期待できます。

3つめは専用の『洗浄用薬剤』を使うことです。薬剤をトイレに入れ、しばらく放置したあとに、流すだけ。こすったり手が汚れたりする煩わしさがないので、一番お手軽な方法と言えます。
ホームセンターやドラッグストアに、トイレ専用の洗浄薬剤が売っていますので、使用方法を良く読み、試してみてください。また使用の際は、換気を良くするよう気をつけましょう。この方法では、配管にこびりついた汚れや尿石を分解する効果が期待できます。

この3つの方法を試しても解決をしなかった場合は、早急に専門業者へ相談をすることをおすすめします。
かかる修理費用のことを心配に思う方も多いかもしれませんが、相談やお見積もりは無料という会社も中にはあります。もちろん、原因や状況によっても価格は異なってきますので、現状をふまえてどこに依頼をすればいいのか、よく検討をしてみてください。
また、実際にご自宅に来たあとも、支払いの段階になってトラブルが起こらないように、作業内容や金額は事前にしっかり確認をし、お互いに納得の上で作業をはじめるように寿分にお気をつけください。

まとめ

便器でつまりが起こってしまうと、トイレが使えないだけでなく、嫌な臭いがしはじめたり、汚水が溢れてしまったり、さらに被害が拡大する可能性もあります。ご家庭だけでなく、ご近所にも迷惑をかけてしまってからでは取り返しのつかないことになってしまいます。一刻も早く解決できるよう、まずは原因をつきとめ、的確な処置と対応ができるよう努めてください。なにより大切なのは、無理をせず解決しない場合はできるだけ早く専門業者へ連絡をすることです。

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