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今まではオムツを使用していた子供がいざトイレを使うとなると、基本的にはトラブルがつきものです。そのため小さい子供がトイレを使う際には親が見守る中でするのが一番ですが、トイレの頻度が高い子供の場合には毎回付き添うのにも限度があります。そうした家庭であれば子供から目を離した隙に何らかのイタズラをされてしまい、業者を呼ばなければならないほどのトラブルにまで発展することも少なくありません。

そこで今回の記事では、小さい子供がいる家庭ほど知っておいてほしいトイレに関するトラブルの対策や予防について解説します。これを知っているからといって完全にゼロにできるものではありませんが、知識があるのとないのとではトラブルが発生した時に対処できるスピードが格段に違います。子供が起こしたトラブルに慌てないためにも、予備知識として事前に身につけておくことをおすすめします。

 


 

第一章:子供がトイレを使うことによるトラブルの対策とは

第一章:子供がトイレを使うことによるトラブルの対策とは

当たり前の話ですが、小さい子供がトイレを使用する際には親がその使い方を教えます。しかし今までオムツしか使ってこなかった子供が教えてすぐにトイレの使い方を完璧にマスターするのは、正直なところかなり時間がかかります。

練習中に誤った使い方をしながら親から注意されることで正しい使い方を学んでいくことになるので、トイレのトラブルは仕方がないものとして割り切った方が親の立場からしても多少なりとストレスが軽減できるかもしれません。自分のストレスを抑える意味でも、トイレトレーニングを本格的に始める前にまずはどういったトラブルが起こりうるのかを知っておくといいでしょう。

1・トイレに異物を流す

1・トイレに異物を流す

小さい子供からするとトイレに何を流すとまずいのかがそもそも分かっておらず、親の気を引きたいがために流してはいけない物をトイレに流すことは十分考えられます。その異物の大きさが排水口より大きければまだいいですが、排水口をくぐり抜けられる大きさでかつ固い異物である場合には、排水口より奥の部分でつまってしまうことになります。

インターネット上でその手の情報を調べると異物を自力で取り除く方法が記載されていますが、固い異物の場合には素人が手を加えることでかえって事態が悪化することにもなりかねません。なるべくであれば触らず業者を呼ぶようにした方が案外簡単に解決することもありえます。

ただしお湯で溶ける紙類の場合であれば、以下のような手順でつまりを解消できる可能性があります。

 

床にビニール袋や新聞紙を敷きつめる

バケツで便器内の水をなるべく汲み出す

50℃前後のお湯をバケツに汲み、高所から一気に流し込む

これを何度か繰り返して、つまりが解消されるかを確認する

 

大量のお湯を流し込んでつまりを解消する際のポイントとしては、お湯の温度を必ず50℃前後に留めるということです。
トイレの各製造メーカーでは便器内に熱湯を流し込むことを推奨しておらず、熱湯を便器に直接流してしまうと便器そのものが破損するリスクがあります。
そのためお湯を用意する際には熱湯を沸かしてから水を混ぜて温度を下げるか、もしくはその温度まで冷ましてから使うようにしてください。
またお湯を流し込む際にはなるべく排水口めがけて流すようにすると、水流の勢いで異物が溶けてつまりが解消されやすくなります。

2・タンク内に異物を入れる

2・タンク内に異物を入れる

イタズラが好きな子供であればトイレタンクの蓋が開閉できることを知った時点で興味を持ち、タンク内におもちゃのような異物を入れることも割とよくある話です。
トイレの流水量はそもそも浮き玉という部品によって調節されている訳ですが、その浮き玉が異物によって沈んでいたり浮き玉を支える支持棒が曲がっていると水量が調節しきれず、水が延々と流れ続けるトラブルに発展する場合があります。

そうした場合であれば異物を取り除き、浮き玉と支持棒の位置を元に戻せばトラブルが解消できる可能性が高くなります。
ただ場合によっては排水口の弁が外れている可能性もあるので、浮き玉が原因ではないと判断できたらトイレタンクの底に弁がはまっているかどうかを確認してみるといいかもしれません。

3・トイレが排泄物やトイレットペーパーでつまる

3・トイレが排泄物やトイレットペーパーでつまる

小さい子供の場合にはこまめに流すということが分からないので、排泄物だけでもつまってしまうことがあります。あるいは遊びの一環として大量のトイレットペーパーを巻き取り、その遊び終わったトイレットペーパーをそのままトイレに流してしまうこともよくあります。
排泄物の場合はお湯を大量に流し込むことでつまりを解消することもできますが、大量のトイレットペーパーがつまってしまっている場合には『ラバーカップ』を活用することでそのつまりが解消しやすくなります。お湯を流すよりも効率的につまりが解消できるので、ホームセンターで購入してもいいと思える場合にはこういった道具を活用するのも一つの方法ではあります。

ラバーカップを活用したつまりの解消法については、具体的に以下のような手順になります。

 

床にビニール袋や新聞紙を敷きつめたら、まずはバケツで水をなるべく汲み出す

可能な範囲で水位を下げてから、ラバーカップのゴム部分を垂直に押しつける

排水口を中心としてゆっくりとゴム部分を押しつけていき、ゴム部分の内部が真空状態になるまでぴったりと便器に密着させる

ラバーカップを便器に密着させたら、次に勢いをつけて一気に引っ張り上げる

②〜④までの手順を何度か繰り返し、水がこぼれそうになったらその都度バケツで汲み出す

トイレットペーパーが浮いてきたら、ゴム手袋をはめた手ですくい出す

 

ラバーカップを使う方法であれば、お湯に溶けきらない赤ちゃん用のお尻拭きやその他の紙類を比較的簡単に取り除くことができます。ただしそれ以外の固い異物であればラバーカップを使うことで引っかかり方が変わり、プロの業者でも手を焼くようなつまり方をさせてしまうリスクがあります。紙類以外のつまりである場合にはラバーカップを使わないようにしてください。またラバーカップにも洋式専用と和式専用とがあるので、間違えて別タイプのラバーカップを購入しないよう注意が必要です。

あるいはより強い吸引力を求めるのであれば、『真空式パイプクリーナー』を最初から購入しておくという選択肢もあります。手動のポンプ式ではありますが手軽に真空状態を作れて、なおかつ一般的なラバーカップを使うよりも強力な吸引力が期待できるため、ラバーカップよりもつまりを解消できる可能性が高くなります。トイレ以外にもキッチンのシンクや洗面所でも活用できるので、つまり解消用として一台置いておくのもいいかもしれません。

4・ウォシュレットの水が出続ける

4・ウォシュレットの水が出続ける

家庭によってはトイレにウォシュレットを設置しているところもあるかと思いますが、子供がウォシュレットにイタズラしたためにウォシュレットの水が出続けるというトラブルも実際に起こる可能性があります。
ウォシュレットにイタズラされたくない場合には子供がトイレを使用する前に電源プラグを抜いておくのが一番ですが、うっかり抜き忘れてウォシュレットが不具合を起こしてしまった場合にはまず止水栓を閉めてからウォシュレットの不具合を解消する必要があります。

トイレの便器につながっている給水管の壁際にハンドル、あるいはマイナスドライバーの先端が入る溝があるはずなのですが、その部分がトイレの止水栓となっています。
ウォシュレットの水が出続ける場合にはまずトイレの止水栓を閉めるようにし、電源プラグを抜いた時点で水が止まれば後は水が飛び散った箇所を乾拭きするだけです。
しかし中にはウォシュレット自体が故障している場合もあるので、ウォシュレットの故障が発覚したらウォシュレットの製造メーカーや購入店舗に問い合わせるようにしましょう。

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第二章:トイレのトラブルを予防するために

第二章:トイレのトラブルを予防するために

トイレのトラブルにも種類がいくつかあることは分かりましたが、トラブルが起こる前に予防としてできることもいくつかあるものです。その具体的な内容については以下のようになります。

1・トイレトレーニング中は見守る

1・トイレトレーニング中は見守る

トイレのトラブルを事前に防ぐ一番の予防としてできるのは、子供のトイレトレーニング中はなるべく見守るということです。
見守る中でトイレのトラブルに発展しそうなイタズラを子供がした時点で注意しておけば、後々のトラブルを防止できる可能性があります。
子供がトイレに行く度に見守るのは少し面倒に感じるでしょうが、トラブル予防という観点で言えばやっておいて損はありません。

2・おもちゃを持って入らせない

2・おもちゃを持って入らせない

おもちゃを持ったままトイレに行かせると、イタズラでトイレに流したりタンク内に入れられる可能性が極めて高くなります。
おもちゃを持って入らせないようにし、どうしても手放したくないと言うのであればトイレの最中だけは親がおもちゃを持っておくといいでしょう。

3・トイレ掃除を一緒にする

3・トイレ掃除を一緒にする

トラブルほどではないにせよ、トイレの使い方が汚いということで悩む親もかなり多いのではないでしょうか。
そういう場合には子供と一緒にトイレ掃除をすることで掃除の大変さを理解させやすく、トイレを綺麗に使うという意識が芽生えやすくなります。
最初からトイレを綺麗に使うことはできないかもしれませんが、徐々に慣らしていくことで使い方が改善されていく可能性は十分あります。

第三章:まとめ

第三章:まとめ

使い慣れないトイレも遊び場にして子供はトイレの使い方を覚えていきますが、最初からトイレを上手く使える子供はいません。
トイレを使い慣れるまでトラブルは起こりうるものとして考え、時間をかけてトイレトレーニングを進めていくことが大切です。

感情的になって怒ったところでトイレのトラブルがなくなる訳ではないので、気長に見守りつつ時には優しく注意していくように心がけましょう。

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