必要な時間は約 15 分です。
日常生活のオアシスといっても過言ではない「トイレの時間」
とあるサイトによれば、一回のトイレに費やす時間は、平均約4.8分なんと一回のトイレにつき5分も時間をかけているのです。
1日に朝夕の2回トイレに入るとして、一日10分、なんと日本人は一年間で約60時間もトイレで過ごしているのです。
一年単位で、これだけの時間ですから、生涯でトイレに費やす時間は、どんでもない時間になると思います。
毎朝のルーティンとして、トイレでゆっくり新聞を読む方、会社のトイレでスマホをいじりながら定時のチャイムが鳴るのを待っている方など、トイレという閉塞的なスペースは、人口密度が非常に高い日本という国ではパーソナルスペースを確保できる貴重な場となっているのでございます。
そんな安らぎを与えてくれるトイレが、いざ使えなくなってしまったら……、考えただけでもゾッとしてしまいます。
トイレのトラブルで最も多いトイレのつまり、その予防を日頃から心がけることで、トイレが使えないという絶望的な状況を未然に防ぐことができるのです。
トイレのつまりを予防して、快適なトイレライフを送れるように、この記事では、トイレのつまりの予防方法について解説させていただきます。
目次
第一章:トイレのつまりを予防するには?
トイレは一家に一台、必ずあると言っても過言ではないほど、私たちの生活にとって欠かせないものとなっています。
普段何気なく使用しているトイレですが、今まで使用したトイレの回数を覚えている方は少ないのではないのでしょうか?
もし万が一、そのトイレが使えなくなってしまったら、どうなってしまうのでしょう?
ご家庭の水回りの代表格であるキッチンが一日使えなくても、現代の日本ではそれほど困ることもないと思いますが、トイレが使えなくなるというのは、ご家庭の一大事でございます。
軽度なつまりなどで、小一時間で直せる場合は大きな問題になりませんが、トイレのつまりのトラブルは、忙しい出勤前の早朝の時間、いつも通りにトイレに入って用を足したら、水が流れない……など、
厄介なことに気がついた時には、トラブルに発展してしまっている場合が多いのです。
今回、この場をお借りしまして、トイレのつまりが起きてしまうメカニズムと、
トイレのつまりを起こさないために心がける予防方法をご紹介いたしますのでぜひご参考くださいませ。
1・トイレはなぜつまる?
世の中に無数に存在しているトイレですが、
その中でも特に、ご自宅のトイレに対して、何らかしらの安心感を覚える方は多いのではないでしょうか?
余談ですが、人は元来、四方を壁に囲まれており外敵から身を守りやすい空間に対して、安心感を覚えるそうです。
さらに人間とは社会的な生物ですので、日々対人関係を余儀されていますが、トイレという場に関しては、いわゆるパーソナルスペース(個人差はあるが、おおよそ自分の半径1メートル以内)に他者のいない環境というのも現代社会では珍しく、そのためトイレに安心感を覚える方は多いのではないでしょうか?
それが、ご自宅のトイレという見知った場所であれば、なおのことその空間は特別なものになるのです。
話が大幅にそれましたが、日常生活を送る上で、非常に重要な役割を持っているトイレですが、そのトイレをいざ使おうと思った際に水が流れないというストレスは想像を絶します。
ご自宅にいるのに、わざわざ近所のコンビニまでトイレを借りに行かなければならなくなってしまいます。
そんなことにならないために、トイレがつまりを起こしてしまう原因を正しく理解した上で、トイレのつまりを予防するように心がけましょう。
- 流してはいけないものを流してしまった場合。
- 長年の使用による劣化してしまっている場合。
- 長年の使用による劣化してしまっている場合。
- 水道管など、ご家庭の水回り全てに関わる部分に問題がある場合。
上記の3つに分類することができます。
築30年を超えるような賃貸マンションやアパート、戸建て物件にお住みの場合を除くと、トイレのつまりの原因となるのは、ほぼ100%の確率で「流してはいけないものを流してしまった」というケースが多いのです。
後ほど詳しくお話しいたしますが、トイレの便器自体は100年以上の
耐久性があり、半永久的に使用することが可能なのです。
そのため、経年劣化と言いましても相当、築年数が経過している物件の場合が多いので、新築物件のお住いの方は、不慮の事故で強い衝撃を便器に与えてしまったということがない限りは、問題ございません。
その他のケースですと、トイレから下水道へと生活排水を流す排水管は地面に埋まっていることが多いのですが、庭の植物の根が、排水管を貫いてしまい、水の流れをせき止めてしまう。なんていう事例もあるのです。
そんなケースは、とても稀なものです。そのため逆に考えれば、
原因の殆どを占める「流してはいけないものを流してしまう」ということさえ気をつけていれば、充分トイレのつまりを予防することができます。
下記の項目で、トイレに流していいものと、そうでないものをまとめますのでご確認ください。
トイレに流して良いもの、ダメなもの
トイレのつまりは、トイレのトラブルで最も頻繁に起こるトラブルでございます。基本的にトイレに流していいものはトイレットペーパーと排泄物のみでございます。
トイレットペーパーが無い、という時にティッシュペーパーを代用品にして使用する方も多いと思いますが、トイレットペーパーはトイレに流すことを前提にして作られており、トイレの排水管や下水管のつまりを防ぐために、水に溶けやすいように作られております。
トイレットペーパーに比べてティッシュペーパーやウェットシートは水に溶けにくく、トイレの配管の中でつまってしまうのです。
また、近年「水に流せること」を謳い文句にしたお掃除用ペーパーなども、比較的水に流しやすいものの、やはりトイレットペーパーに比べて水に溶ける性質は弱く、これが原因となってトイレのつまりを引き起こすということも増加しております。
また、赤ちゃん用の紙おむつや、ペットの排泄物(室内飼育のペットのトイレ用の砂などを含めて)などが原因となってトイレのつまりが発生するケースも多いのです。
これらは、意識せずに日常的に流してしまっているご家庭も多いのでは無いでしょうか?
ですが、紙おむつや、ペット用の砂は、その製品の性質上、吸水性や耐水性に優れているものが多いため、それらをトイレに流すのは非常に危険な行為と言えます。
さらにペットの排泄物には、ヒトの排泄物とは異なり大量の体毛が含まれているため、水に溶けづらく、配管につまりやすい傾向がありますので、心当たりがある方はすぐに控えるようにしましょう。
2・トイレの構造を理解しましょう
トイレは日常生活を送る上で必要不可欠でございます、皆さんもほぼ毎日ご家庭のトイレをご利用されていると思いますが、トイレがいったいどのような仕組みで水を流し、清潔な状態を保っているのかご存知の方はスクなにのでは無いでしょうか?
トイレの寿命は100年以上!?。
トイレと言えば、まず真っ先に思い浮かべるのは便器部分だと思います。
一般的なご家庭のトイレの便器は陶器で作られているため、とても頑丈で、ヒビが入ってしまう、何らかの強い衝撃を与えてしまった拍子に破損してしまう等、それ以外のケースではまず交換の必要はありません。
大事にご利用されていれば、50年〜100年以上にわたって半永久的にご利用することも可能なのです。
トイレの便器の交換は、便器自体の汚れが、落ちづらくなってしまっていたり、便器自体が変色してしまった場合に行うことが一般的でございます。
トイレは理にかなった構造をしています
トイレはとても理にかなった構造をしおりますが、その構造は一見複雑そうに見えますが、実はシンプルな仕組みでできているって知っていましたか?
一昔前に一般的だった、汲み取り式トイレ(所謂、ボットン便所)田舎に帰った時や、少し古めのキャンプ場などには今でも併設されていますが、やっぱり匂いや汚れがきになる……という方も多いでしょう。
排泄物をトイレから流すという根本的な仕組みはご家庭の水洗式トイレと同じものですが、ご家庭のトイレは汲み取り式トイレのように、匂いがすることってありません。
その理由は、トイレの内部の構造にあるのです。
こちらの画像は、トイレの断面図になりますが、このようにS字のカーブを描いております。
これが「水蓋」という仕組みで、排水路の先につながる下水管から登ってきてしまう匂いをブロックする役割を持っているのです。
常に水を貯め、トイレを使用するたびに新しい水に変えることを繰り返すことによって、清潔な状態を保っているのですが、このような構造をしているため、水に溶けにくいものを流してしまうと、水の勢いを止めてしまい、トイレのつまりを引き起こしてしまうのです。
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第ニ章:トイレのつまり予防方法
トイレの構造は意外とシンプルで、水に溶けにくいものを流すことによってトイレのつまりが起きてしまうということは、わかっていただけたと思います。
1・まずはトイレの使い方を知ることが予防に!
トイレのつまりは、日常の安全を揺るがす大事件でございます。
トイレのトラブルを未然に予防するために、正しいトイレの使い道を確認しましょう。
POINT 1 トイレに流せるのは、トイレットペーパーだけ!
ご家庭のトイレに流して良いものは、トイレットペーパーのみです。
紙おむつや、ペットのトイレの砂などを流してしまっている方はすぐに控えるようにしましょう。
ただし、トイレットペーパーでも、一度に大量の量を流してしまうとつまりの原因となりますので、お掃除の際などにはご注意ください。
POINT 2 「流せる」と記載のある商品でも、流してはダメ!
「流せる」と記載のある、お掃除シートなどが最近販売されていますが、
これらも、トイレットペーパーに比べて、つまりやすいので、ご注意ください。
2・つまり予防はトイレの掃除から!
ここまでこの記事を読んでいただけた方で、わざわざ固形物やつまりを起こしてしまうものをトイレに流そうとする人はいらっしゃらないと思いますが、
トイレのつまりの原因として、以外にも多いのが、トイレに置いてある置物などの固形物がつまっているパターンです。
特に一人暮らしの方などで、ユニットバスに併設されているトイレをご利用されている方は注意が必要で、化粧品や、髭剃りなどがふとした時に、便器内に落ちてしまい、そのまま気づかず流してしまう。ということも、往々にしてあり得るのです。
日頃から、トイレの周りを清潔にしておくことで、こういった意図しない事態も予防することが可能です。
第三章:予防をしてもトイレがつまった時の対処法
トイレがつまった時の心得!
1、まずは落ち着くこと!
毎日使用するご家庭のトイレですが、よほど間違った使用方法で利用していなければ、頻繁にトイレがつまってしまうことはあり得ません。
そのため、いざトイレがつまりを起こした時や、トイレから異臭がする際、パニックに陥ってしまう方も多い傾向にあります。
トイレがつまってしまった時、まずは一度落ち着いて行動するように心がけましょう。
2、問題の原因を正しく見極めること
トイレがつまりを起こしてしまう原因は、様々でございます。しかしノウハウのない方が間違った方法で解決しようとしてしまうと、
場合によっては、配管に傷をつけたり、つまっていたものを奥へ押し込んでしまったりなど、事態を悪化させてしまうことも少なくありません。
トイレがなぜつまっているのかを、しっかりと見極め、自分で対処できる問題なのか、業者に頼んだ方が良い問題なのかをしっかりと判断してから、最良の選択を取りましょう。
3、業者に頼むことを、第一に考えましょう。
現在、トイレのつまりを治す方法として、様々な方法がインターネット上に記載されていますが、最初に結論から言ってしまえば、プロに任せることをお勧めいたします。
状況を悪化させてしまい、余計に料金が上がってしまったり、一時的に問題が解決したように見えても、根本的な問題が解決しておらず、すぐにまたつまりを起こしてしまい、余計な手間がかかってしまうことが非常に多いのです。
一見自分で解決することが、コストも手間もかからないと思われがちですが、長い目で見ると、プロの業者にお任せし、それを機会に一度問題を全て解決していただいた方が良い、良いうケースも多いのです。
トイレのつまりの原因の判別方法
トイレがつまりはどれだけ予防をしていても時によっては巻き起こってしまうもの。
ですがその原因は、十中八九何かが配管につまってしまったことです。ですので、トイレのつまりの解消法を検討する際は、
「何が、トイレのどこにつまっているのかを把握すること」が何よりも重要なのです。
それを把握するための重要なポイントは以下の3点
・いつから症状が現れているか?
・何を流したか?
・頻繁につまりが起こるか?否か?
この3点を考えることで、原因を特定していきます。
・いつから症状が現れているか?
トイレのつまりには必ず原因が有るはずです。何時からその症状が出たか把握することで便器に問題が起きているのか、排水管に問題が起きているのかが判断できます。下記に症状の例を記しましたので、ぜひご確認ください。
- 前触れなく急にトイレつまりが発生した。
- トイレがつまる前にゴボゴボ異音がした。
- 流れ方が少し前からおかしかった。
前触れなく急にトイレつまりが発生した場合は便器に問題が起きている可能性が高いです。逆に少し前から流れ方がおかしかったり、少し前からゴボゴボ異音がしていたりすれば、便器以外の問題かもしれません。
・何を流したか?
何と言っても、何がつまっているかの原因特定が重要です。
今一度、トイレットペーパーや便以外に何かを流してしまっていないかを思い返してみましょう。
『ティッシュペーパー』、『お掃除シート』、『赤ちゃんのお尻拭き』、『流せる紙』、『生理用品』、『紙おむつ』等が主な原因となっていることが多いです。
思い当たる節がない、という方はトイレットペーパーを大量に流してしまっていないかを確認してみてください。
もし、原因が100%紙類がつまってしまっていると断定できた場合に限り、お湯やラバーカップを使った方法を試してみてください。
お湯やラバーカップを使った方法は、簡単に言えばつまっているものを、ふやかして流れやすい状態にしたり、真空状態を作って強力な力でひき上げることで、つまりを解消し水を流せる状況にする解消方法でございます。
そのため万が一にも、紙類以外の可能性がある場合、例えば、お子さんのおもちゃや、トイレに置いてあった置物などの可能性がある場合は、無理にこれらの方法を試してしまうと、トイレの奥の方に異物を押し込んでしまったり、異物の形状によっては、トイレの内部やその先の配管に傷をつけてしまったりと、状況が悪化してしまう可能性が高いので、少しでも紙類以外を流してしまった可能性がある場合は、自分で解消することは控え、業者様に相談しましょう。
第四章:まとめ
トイレのつまりの予防を心がけることはそう難しいことではございません。
ですがそれと同時に、全てのトイレおつまりを予防することは決してできないということも覚えておきましょう。
トイレのつまり予防に必要なことは、
・トイレに流して良いもの、悪いものをしっかりと把握すること。
・トイレを清潔な状態に保ち、小物が無意識に落下してしまうなどのトラブルを防ぐこと。
こちらの2点です。
上記の2点にさえ気をつけておけば、基本的なトイレ予防は、完了でございます。
流してはいけないものを流した覚えがないのに、トイレのつまりが起きてしまった、などの場合は、配管に問題がある可能性がございますので、業者さんに相談することをお勧めいたします。