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ご家庭に限らずトイレは水場であることから湿気や日の当たらないことも多く、空気の循環もそこまでよくない場合が多いため、虫が発生する事が非常に多い場所になります。
特に春先から夏の終わりまでの季節にはよく虫が発生してしまい頭を悩ませる原因ともなります。小さい虫だからと言って放置してしまう方もいるかもしれませんが、多くの方は家の中に虫がいるなんて気持ち悪くて一刻も早く解決したいと思いますよね。
今回は、そんなトイレに発生してしまう虫の種類や原因と解決方法をご紹介していきます。
目次
第一章:トイレで発生する虫の種類は
トイレに発生する虫は、地域や季節ごとによって多種多様です。前出のようにトイレは虫が発生しやすい場所となってしましますが、トイレに多く発生する虫の種類として、チョウバエと紙魚(シミ)がよく発生してしまう虫のとなります。
1・チョウバエとは
ご家庭だけでなくコンビニや飲食店などでもよく見かける小型のハエチョウバエですが、その中でもとくにオオチョウバエとホシチョウバエというハエが家庭内などで見かける事が多いと思います。
特徴として、全身が毛におおわれていて頭が小さく羽が大きいのでハエというよりも蛾に近い外見をしています。住宅ではトイレのほかにも、窓際や排水口などの掃除をしにくい場所によく発生します。
2・紙魚(シミ)とは
紙魚(シミ)の特徴は、体長は8~10㎜ほど、全体が銀色で体は平べったくまるでダンゴムシをつぶしたような形をしていて頭とお尻に触覚があります。動きがとても素早く平べったい体形からか、狭いところに入り込んできます。また、紙くずや布などを好物としていて、本の隙間などで目撃されることから「紙魚」という名前が付いたとも言われています。さらに厄介なのは、昆虫では珍しく寿命が7~8年ととても長いので、一度発見すると駆除しない限り長年「紙魚」を見かけることになってしまいます。
第二章:トイレに虫が発生する原因
トイレに虫が発生してしまう主な原因は、トイレの排水管にたまってしまったヘドロが原因でチョウバエの大量発生となってしまう事が多いと言われています。チョウバエは人を刺したりする攻撃をすることはありませんが、食品に成虫が混入してしまうと食中毒になってしまったり、人間の食べ物に産卵することもあるので、ふ化した幼虫を飲み込んでしまい腹痛や下痢を引き起こしてしまう「ハエ症」という病気の原因になってしまいます。
チョウバエが危険なのに対して、紙魚は大きな健康への影響も攻撃性も皆無です。しかし屋内で発生してしまった場合、私たちが普段使っている本や衣類などを食べてしまうので、私たちの身体に直接的な被害はなくても、日常で使っているものを食べてしまうなどの被害があります。さらに紙魚の見た目の気持ち悪さがあるので駆除するのが良いかと思います。
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第三章:トイレに発生した虫を効果的に駆除するには
トイレで虫を発見してしまったら、すぐに駆除したいと思うはず。効果的な虫の駆除方法はどういったものがあるでしょうか。
1・殺虫剤
まず初めに思いつくのが殺虫剤ではないでしょうか?これが最も簡単な方法ですし、スプレータイプだと扱いやすく効果的です。またトイレを締め切って使用する、くん煙タイプの殺虫剤はスプレータイプより効果的です。
トイレを締め切ってトイレの中に殺虫成分を充満させることでトイレにいる虫を確実に全滅させますが、スプレータイプもくん煙タイプも強力な薬品が使われていることが多いので、ペットや小さい子どもがいる家庭だと、あまり頻繁には使用できない場合があります。
2・ハエ取り器
ハエ取り器はチョウバエにしか効果はありませんが、置いておくだけでハエを捕獲することができるので大変便利です。チョウバエが好みそうなハチミツやワインなどを中性洗剤に入れてひきつけ、ひきつけられたハエはもう出ることができなくなり、置いておくだけで簡単にチョウバエを捕獲・駆除できます。
3・虫よけ芳香剤・防虫シート
虫よけの芳香剤や防虫剤はチョウバエと紙魚を駆除するのに大変効果的です。殺虫剤のようにペットや小さいお子様がいるからと使用する頻度を減らさずに使用でき、さらに防虫シートや防ダニシートは紙魚に対してとても効果があります。
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第四章:トイレに虫を発生させないための対策
トレイで虫が発生しないように対策するためにはどのような方法があるでしょうか?一度駆除してもすぐに発生してしまう虫ですが、できれば発生する前に対策を立てておきたいところです。
1・チョウバエの対策方法
チョウバエを出さないようにするためには、簡単な方法としてはトイレを清潔にすることにつきます。チョウバエは排水管や窓の隙間などの狭いところから侵入し、トイレのさまざまな場所で増殖するので大変厄介です。
トイレの中で最もチョウバエが発生しやすいのがトイレタンクとなり、トイレ用洗剤とブラシで定期的に掃除をしておきましょう。ほかにも市販のトイレタンク用のタブレット型洗浄剤を使うのも有効で、使用すれば楽にトイレタンク内を洗浄することができます。もしも安全のために洗浄剤の使用を控えたい時は、タンクの水を止めて水を抜いてから、70度くらいのお湯をタンク内にかけましょう。熱の力でチョウバエの栄養源となる汚れをきれいに落とし、殺菌効果も期待できます。(材質により高温のお湯がトイレタンク変形の原因となりNGの場合もございますので、予めメーカーホームページなどでご確認下さい。)
トイレタンクの次にチョウバエが発生しやすいのが排水管です。これは市販で売られているトイレ用排水管洗浄薬を使って掃除をするのが一番早いです。定期的に洗浄薬で洗浄しておけばチョウバエ発生を防ぐことが可能です。
そしてトイレの便器そのものの汚れも当然チョウバエにとっては絶好の繁殖場となりますので、できるだけ毎日トイレを綺麗に清潔にしておくようにしましょう。
2・紙魚の対策方法
紙魚は湿気と紙を好むため、それらを残さないことが大事です。そのため、トイレの換気扇を回し使い切ったトイレットペーパーの芯をトイレの中に放置しないだけで紙魚の発生を防ぐことができます。
また、虫よけの芳香剤や防虫シートは紙魚に対して大変効果がありますので、常にトイレに設置しておくと発生を防ぐことができます。
第五章:対策をしてもどうしても虫が発生してしまう場合は専門業者へご連絡ください
トイレで虫を発生させないためには、トイレタンクや排水口はもちろんのこと、掃除道具などを清潔にしてトイレの中はこまめに掃除してきれいにしておくことが虫の発生を防ぐことになります。さらにトイレ内に虫よけ芳香剤や防虫シートを置くことでも虫の発生を抑えることに繋がります。
ですが、このような対策をしていても虫が発生してしまう場合は、悩まずに専門のトイレ業者などに依頼しましょう。自分ではできないような専門の対策をしてくれますので、一度相談してみるのが良いでしょう。